2026年8月22日、
大阪トゥモローゲート株式会社様にて開催された「交わる」を体感するクリエイターイベントCHAINに、株式会社レフロマ代表、Adobe Community EvangelistでもあるYUCOが登壇させていただきました。
YUCOの登壇テーマは、
「AI時代にあなたという価値を育てる」
AIによって、これまで専門的なスキルが必要だった「つくる」という行為そのもののハードルが急速に下がりつつある今。
そんな時代に、私たちクリエイターは何を磨き、どのように自分自身の価値を育てていけばいいのか。これからのクリエイティブについて考える時間となりました。
豪華な登壇者の皆様
登壇されたのはこちらの皆様でした。
・日本デザイナーズラボ合同会社代表masa様 ( masa@クリズム (@MasaDirector) on X )
・トゥモローゲート株式会社代表 西崎康平様( 西崎康平@ブラックな社長 (@koheinishizaki) on X )
・ロゴデザイナーサトウコウジ様( Instagram サトウコウジ様 )
・パッケージデザイナーの三原美奈子様( Instagram )
・映像クリエイターの市井義彦様( 市井義彦/Adobe Community Evangelist (@ittsui) on X )
・Adobe株式会社 岩本崇様( 岩本 崇 (@tiwamoto0718) on X )
・株式会社キテレツデザイナーすぴかあやか様(すぴかあやか(角田綾佳) (@spicagraph) on X ! )
・ZIZOデザイン株式会社代表 坂口様 (SAKAGUCHI Takatoshi (@sakaguzi) on X )
・株式会社レフロマ代表 デザイナーYUCO( YUCOdesign|デザインの思考法を言語化|デザイナー/イラストレーター (@yucodesign) on X )
トゥモローゲート大阪さんの素晴らしいオフィスでの開催。セッションは順に2軸で進んでいきました。
あまりにかっこいい空間演出にも驚き!
デザイン、映像、パッケージ、
ロゴ、経営、テクノロジーなど、
それぞれ異なる領域の第一線で活躍されている皆さま。
同じ「クリエイティブ」という大きな括りの中でも、普段見ている景色や考え方は少しずつ異なります。
だからこそ、それぞれの視点が交わることで生まれる気づきが、このイベントの大きな魅力でもありました。
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「AI時代に“あなた”という価値を育てる」
✔︎ これまでの歴史を踏まえながら、新しいツールや若い世代にも触れている中間層だからこそ見える、AI時代の変化。
✔︎ 駆け出しの方や、私と同じ中間層が今まさに抱えている悩みに対して、どのような考え方や姿勢を持てばいいのか。私の人生を一例に紐解く、クリエイターのこれからの生き方。
✔︎ AI時代にも求められ続けるクリエイターになるために、自分自身のポジションをどう捉え、実際の案件の中で何を考え、どうクリエイティブを組み立てているのか、という具体的なお話。
できる限り実務に持ち帰っていただける、
再現性のあるお話をさせていただきました。
一見同じ「80点」でも、その中身は違う
たとえば、
あるプロジェクトにおける
クリエイティブの合格ラインを
「80点」だとします。
その80点の中身とは?
かつては、たとえ駆け出しのデザイナーがつくる「80点」でも、そこにたどり着くまでには、必ず経験と思考の積み重ねがありました。
しかし今は、一見同じように見える「80点」を、AIが一瞬でつくれる時代です。
もちろん、AIを使うこと自体が悪いわけではありません。
むしろ、経験や知識を持つデザイナーが使えば、思考を広げたり、制作を加速させたりする強力な道具になります。
怖いのは、AIを出発点に、
そのままAIで完結させたビジュアルが、一見完成度が高く見えてしまうこと。
「なぜ、この表現なのか?」
「そもそも、このアプローチで正しいのか?」
そんな、本来デザインの根幹にある思考まで省略されてしまう可能性があります。
・誰に、何を届けるのか。
・そのブランドには、どんな文脈があるのか。
・そして、どんなアプローチやアウトプットが最適なのか。
AIが出した答えを出発点にするのではなく、
課題をどう捉え、どんなアプローチをするのかという「出発点」そのものを、人間がつくる。
そこにこそ、デザイナーが積み重ねてきた経験、知識、思考、そして技術が必要なのだと思います。
とはいえ、これはある程度経験を重ねたデザイナーであればこれまでも当然のことでした。近年のフリーランス増加により表層を作ることが一般的となってしまった今、改めてこの概念に立ち返らなければならないと思っています
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AIの登場により変わりつつあるクリエイターの価値構造
AIによって、クリエイターが評価される軸も大きく変わりつつあります。
これまでは
「考える力」
「高い専門技術」
「(スキルは低くても)スピードや量をこなす」
このどれか一つを突き抜けることでも、
プロとして価値を持つことができました。
一方で、専門技術や経験の価値がなくなるわけではありません。
課題を捉え、ユーザー体験を考える。そこまでは、経営者やマーケターにもできるかもしれません。
でも、その思考を「どう見せれば伝わるのか」まで考え、実際にビジュアルや物質として形にできること。
そこには、クリエイターが積み重ねてきた専門技術と経験が必要です。
これからは、「思考する力 × 経験や専門技術」を分断せず、掛け合わせて価値にしていくことが、より重要になる。
では実務案件で、私たちはどこを担うべきなのか。
そして、そのためにどんなスキルを伸ばしていくべきなのか。
イベントでは、そんなクリエイターの「価値構造の変化」から、具体的な実務の話まで掘り下げました。
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表層を作ることがデザイナーの仕事ではない
今回お伝えしたかったのは、
「AIによってクリエイターの価値がなくなる」という話でも、AIを否定する話でもありません。
変わっているのは、クリエイターに求められる価値の重みです。
技術、スピード、アウトプットの美しさ。これまで大きな価値だったものが、AIによって急速に底上げされています。
だからこそ、これからより重要になるのは、「何をつくれるか」だけではなく、「なぜ、何を、どうつくるのか」を考えられること。
デザイナーの価値は表層を作るだけではなく、
・課題をどう捉えるのか。
・誰に、どう届けるのか。
・どんなビジュアルやモノを使い、どんな体験をつくるのか。
・そして、自分の経験や専門性をどう掛け合わせるのか。
AI時代だからこそ、こうしたデザイン本来の力が、より重要になっているのだと思います。
AIに負けないためではなく、
AIが当たり前になる時代に、自分はどんなクリエイターでありたいのか。その答えを考え、自分自身の価値を意識的に育てていくこと。
そして、「あなたにお願いしたい」と思ってもらえる価値は、これからますます重要になっていくと考えています。
その価値は、単なるスキルや実績だけではなく、
これまで何を経験し、何を考え、何を大切にしてきたのかという、あなた自身の人生の文脈が活きるものでもあります。
自分自身の経験や専門性、人生の文脈と向き合いながら、自分ならではの価値を意識的に育てていくこと。それが、今回の登壇で一番お伝えしたかったことでした。
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今回、非常に豪華な登壇者の皆さまの中で、
YUCOは実は一番の若手でした。
最も年上の方とは20歳以上の年齢差があり、クリエイターとしてのキャリアも私の倍以上という大ベテランの方々ばかり。
約20歳年上、キャリアも倍の大大大先輩、三原様と、サトウコウジ様。気さくで素敵な方々でした😭✨
ブースを出されていた、イラストレーターイシバシチカ様とも、まさかのさむかわ様とも📷
そんな中、業界全体で見ればまだ若手でありながら、SNSでは中間層として見ていただくこともある私に、何がお伝えできるだろうと考えました。
私は幼少期から絵画に触れ、
深夜までデッサンし、高校時代には烏口を握り、アナログな技術やものづくりを学んできたぎりぎりの世代です。
長く業界を歩んできた先輩方が築いてこられたクリエイティブの歴史や、その変化の中にあった痛みや葛藤にもわずかながら触れてきました。
一方で、
今はAIをはじめとする新しいツールにも日常的に触れ、
さらに、これからの業界をつくっていく駆け出しのクリエイターとも関わる機会が多くあります。
過去から積み重ねられてきたクリエイティブを知りながら、急速に変化する現在にも、
これからを担う世代にも触れている。
そんな中間地点にいる今の私だからこそ見える、「AI時代に、クリエイターの価値はどう変わっていくのか」。
今回は、そんな視点からお話しさせていただきました。
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そして10月3日、東京へ。
今回CHAINでお話しした
「AI時代に“あなた”という価値を育てる」
というテーマ。
非常に評判がよかったため、
10月3日に東京でも、このテーマをさらに深く掘り下げた内容でお話しいたします!
今回の登壇では
時間の関係で触れきれなかった部分も含め、
AIによってクリエイターの
価値構造がどう変わっているのか。
その中で、自分のポジションをどう見つけるのか。
実際の案件では、
何を考え、どう組み立てているのか。
さらに具体的な事例や考え方を交えながら、
お話しした内容を大幅にボリュームアップしてお届けする予定です。
大阪で聞いてくださった方にも、
今回参加できなかった方にも、
これからのクリエイター人生を考える時間として持ち帰っていただけるものにしたいと思っています。
2026年10月3日、東京。
詳細については、改めてお知らせいたします。
今回CHAINで出会えた皆さま、本当にありがとうございました。運営の皆様、本当にありがとうございました。
そして東京でも、
また新しい皆さまとお会いできることを
楽しみにしています。
著 : YUCOdesign (長山結子)
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レフロマクリエイターズラウンジメンバーの方は10/3開催予定の本イベントに追加費用なしで参加いただくことができます。
(別途、懇親会参加希望の場合飲食代の実費等は発生いたします。ご了承ください)
▼事前入会は以下のURLから
株式会社レフロマ運営
「レフロマクリエイターズラウンジ」とは
2026年3月にオープンされた150名が在籍する経験豊かなクリエイターのためのコミュニティです。ここは、未経験者を対象としたスクールではありません。
すでにクリエイティブの世界で歩みを進めている方々へ、学びと繋がりの場を提供しています。AI時代において瞬く間に風化してしまう表層的なテクニックではなく、高い「視座」と広い「視点」を磨くこと、そしてクリエイティブを心から楽しみ追求したその先に、確かな表現力で人の心を動かせるクリエイターを輩出することを目指しています。レフロマクリエイターズラウンジへの入会はこちら▼
※第二期メンバーの募集を開始しました!
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長山結子(YUCOdesign)のプロフィール
株式会社レフロマの代表を務める、キャリア12年目のデザイナーです。現在は制作の指揮を執るクリエイティブディレクションや企画を軸に、自身でも手を動かすクリエイターとしても活動の幅を広げ続けています。
Adobe Community Evangelist(アドビ・コミュニティ・エバンジェリスト)Adobe公認クリエイターとして、デザインの楽しさや技術を世の中に広める活動も行っています。
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