レフロマクリエイターズラウンジ主催ワークショップ開催レポート

2026年4月18日、
Adobe様の特別協力をいただき、Adobe本社にて「デザイン思考」を軸とした超実践型ワークショップを開催いたしました。

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1. ワークショップの背景と狙い

「作れる」以上の価値を、クリエイターの手に。
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生成AIの台頭により「形にする」スピードが劇的に加速している今、クリエイターに求められるのは、単なるレイアウトスキルではありません。
本ワークショップでは、商品をユーザーへ届けるために不可欠な「ユーザーの課題を引き出し、正しく訴求する」というデザイン思考に基づく設計力にフォーカスしました。

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同じ商品であっても、ターゲットが変われば悩みも、響く言葉も、見せるべきビジュアルも全く異なる。その「クリエイティブの核心」を
体感する場として企画いたしました。

2. インサイトからビジュアルへの昇華

■ STEP 1:ペルソナ別のインサイト定義
1つの商品を、属性の異なる6つのターゲットに分類。チームごとに各ペルソナのインサイトを定義することからスタートしました。

単なる悩みのリストアップではなく、
その裏側に隠れた「インサイト(本音や無意識の動機)」を徹底的に深掘り。

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「ユーザーすら気づいていない、自身の生活における不満はどこにあるか?」
この問いに対し、人間ならではの共感力を持って
向き合う、濃密な時間となりました。
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■ STEP 2:
アイデアの爆発「クレイジー8(Crazy 8s)」

定義したインサイトを解決するため、
8分間で8個のアイデアを出す「クレイジー8」を実施。(Googleデザインスプリントより)
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各グループからは20近い
手書きアイデアが出されました。

質より量を重視し、思考の限界を超えることで
AIでは導き出せないようなユニークで「尖った」切り口が次々と生まれました



■ STEP 3:
チーム連携による「LPファーストビュー」の構築

以下の4つの役割に分かれ、それぞれの専門性を発揮して一つのビジュアルを作り上げました。

❶ディレクター:戦略に基づいた訴求の軸を決定し、進行管理も行う
❷ライター:インサイトに突き刺さるコピーを言語化
❸デザイナー:視覚的要素と情報の優先順位を最適化しAdobePhotoshopを用いてデザイン
❹生成オペレーター: AI(Adobe Firefly)活用し限られた時間でクオリティの高い商品ビジュアルプロトタイプや、デザイン素材を生成


3. 本ワークショップの核心
今回の最大のテーマは、
作る力」の前段階にある「設計力」です。

ツールを使えば誰もが整ったデザインを作れる時代だからこそ、
• 「なぜこの色なのか?」
• 「なぜこの言葉がこのターゲットに響くのか?」
というロジックと、人間らしい解釈を積み重ねるプロセスを重視しました。

驚くべきことに、
「そもそもこの商品の形状や仕様自体が、ペルソナの生活に本当に適しているのか?」という、商品設計の根幹にまで立ち返り、改善提案を行うチームも多く見られました。

最終的に完成した6パターンのファーストビューは、同一の商品でありながら、ペルソナの違いによってそれぞれが全く異なる表情を持ち、ターゲットの心象風景を鮮やかに描き出す、強い説得力を備えたアウトプットとなりました。
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4. 総評:これからのクリエイティブ

技術がいかに進化しても、レイアウトをするだけの仕事はAIが台頭したとしても、
ユーザーが人間である以上、
人の心を動かす起点は常に「人」にあります。

今回のワークを通じて、
チーム全体が「設計の重要性」
再認識できたことは大きな収穫でした。

今回の学びの目的は、
ペルソナに合わせて見た目を変えることではありません。ペルソナが変われば、欲求も、痛みも、避けるべき表現も、信じられる言葉も変わるということを理解し、その違いを設計に落とし込むことです。

AI時代に価値を持つのは、
単に整ったデザインを作る力ではなく、
誰に何をどう届けるべきかを見極め、
その背景にある感情や文脈まで踏まえて設計できる力です。
この手順を通じて、「なんとなく良さそう」ではなく、“なぜこの表現なのか”を説明できるデザインへと
AIに仕事を奪われるクリエイターではなく
「AIを使いこなすための視点と視座を手に入れるための体系的な思考法」
を取り入れていただくことができました。

レフロマクリエイターズラウンジは、これからも「道具を使いこなす技術」と「人を動かす設計力」を兼ね備えたクリエイターの研鑽を応援してまいります。

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主催: レフロマクリエイターズラウンジ 
( 株式会社レフロマ )
特別協力: Adobe株式会社
著 :  YUCOdesign (長山結子)

株式会社レフロマ運営
「レフロマクリエイターズラウンジ」とは

2026年3月にオープンされた150名が在籍する経験豊かなクリエイターのためのコミュニティです。ここは、未経験者を対象としたスクールではありません。
すでにクリエイティブの世界で歩みを進めている方々へ、学びと繋がりの場を提供しています。AI時代において瞬く間に風化してしまう表層的なテクニックではなく、高い「視座」と広い「視点」を磨くこと、そしてクリエイティブを心から楽しみ追求したその先に、確かな表現力で人の心を動かせるクリエイターを輩出することを目指しています。
レフロマクリエイターズラウンジ
※第二期メンバーの募集は、2026年夏頃を予定しております。

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長山結子(YUCOdesign)のプロフィール
株式会社レフロマの代表を務める、キャリア12年目のデザイナーです。現在は制作の指揮を執るクリエイティブディレクションや企画を軸に、自身でも手を動かすクリエイターとしても活動の幅を広げ続けています。
Adobe Community Evangelist(アドビ・コミュニティ・エバンジェリスト)Adobe公認クリエイターとして、デザインの楽しさや技術を世の中に広める活動も行っています。